
・予算オーバーしないための注意点とポイントを知りたい!
こんな悩みを解消します。
人生の中でも非常に大きなイベントであるマイホーム購入。失敗や後悔はなるべくしたくないですよね。
マイホーム購入の中で最も致命的な失敗は、無理な返済計画を組んでしまうことです。無理な返済計画を立ててしまうと、ローンの返済が苦しくなり、最悪の場合、家を手放さないといけなくなります。
当記事では家づくりの予算の決め方と注意点を紹介していきます。
この記事を読めば、無理のない返済計画の立て方とポイントを知ることができますよ。

- 家づくりの予算の決め方と注意点
- 予算オーバーしないためのポイント
- 管理人も現在マイホームを建設中。
- 実際の体験談を元に当記事を執筆。
目次
家づくりの予算の考え方
住宅購入予算のベースとなるお金は主に3つあります。
住宅購入のベースになるお金
②自己資金:銀行預金などのお金
③援助金:両親や祖父母から贈与されたお金
(※最大3,000万円まで非課税で受け取ることができる)
これらを合計した金額が全体の住宅購入の予算となります。
まずは、自分たちがどのくらいお金を用意することができるのか、上記3つの項目をひとつひとつ整理していきましょう。
【家づくり予算計画その1】頭金を計算する
まずは、自分たちが現時点で払うことができる現金、いわゆる「頭金」を整理していきましょう。
頭金は上記の「②自己資金」と「③援助金」の合計金額を元に計算します。現在の自分たちの預金残高や、両親や祖父母から援助がある場合はその合計金額を足し合わせましょう。
その後、その合計金額から、入居後の生活に備える「生活防衛資金」を差し引いた金額で頭金を算出します。
「生活防衛資金」とは、家の購入後の生活に備えるお金です。「引っ越しや家具購入などの入居費用」「病気やケガに備える生活費」「将来のための貯蓄」などを含んでいます。
貯蓄全てを頭金に回してしますと、何かあったときに生活も返済もできなくなってしまいます。「生活防衛資金」は必ず残しておきまよう。
なお、理想としては、頭金は物件価格の2割以上、残りが住宅ローン、といった割合がおすすめです。そうすると住宅ローンの選択肢も増えて有利になるからです。ただし、返済能力さえあれば頭金は2割無くても大丈夫です。
頭金の考え方
自己資金:銀行預金など貯蓄しているお金
援助金:両親や祖父母から贈与されたお金
生活防衛資金:①入居時の引っ越し代や家具・家電新調の「入居費用」
②病気やケガなど万が一の事態に備える「生活予備費」※出来れば生活費半年分以上
③子供の教育費など「将来の貯蓄」
※生活防衛資金は必ず余裕を持って残しておくこと!
これで頭金の算出は終わりました。次に住宅ローンの借入額を計算していきましょう。
【家づくり予算計画その2】住宅ローンの借り入れ額を計算する
かなりの金額の貯蓄や援助がない限り、頭金だけではまずお金が足りないと思います。従って、残りのお金はローンを組んで銀行から借り入れをする必要があります。
ただし、この借入金額は、単純に足りない金額を無理して借りるのではなく、自分たちが返すことのできる金額で検討しておかなければいけません。
では、自分たちで返済可能な金額を試算してみましょう。
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1「返済期限の上限」を計算する
まず、何年間ローンを組めるのかという「返済期限の上限」を計算しましょう。
簡単にいうと、退職して働けなくなるまでの年数です。退職(65歳)までに返済が完了する、という前提でローンを組む必要があります。
借入可能な返済期限の上限
例)65歳 - 現在35歳 = 返済期限は30年
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2「年間最大返済額」を計算する
年間でどのくらいの金額のローンを返済できるのかという「年間最大返済額」を計算しましょう。
「年間最大返済額」は、一般的に年収の20~25%以下に抑えるのが目安と言われています。(年収負担率)
年齢と年収から借りられる資金の目安を知っておこう
例)年収600万 × 20%(年収負担率)= 年間最大返済額120万円(月々10万円)
※年収負担率は20~25%以下に抑えましょう!
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3「借入可能金額」を計算する
年収、月々の返済額に対する借入額の目安を計算してみます。
計算はネットでシミュレーションサイトがいくらでもあるので簡単にできますよ。僕がよく使うシミュレーションサイトはこちら。https://www.loankeisan.com/
年収別借入額の目安
・年収500万円 ⇒ 毎月返済額:8.33万円 借入可能額:約2800万円
・年収600万円 ⇒ 毎月返済額:10.0万円 借入可能額:約3373万円
・年収700万円 ⇒ 毎月返済額:11.66万円 借入可能額:約3946万円
※年収負担率20%、借入35年、金利1.3%、ボーナス支払い無しで計算
ただし、これらの金額はあくまでも目安として年収負担率20%で計算しているだけです。金利や各種条件も人それぞれ変わってきます。実際は、自身の家族構成や生活費、手取りなどと照らし合わせて考慮して下さい。
病気やケガ、ライフイベントなど将来に備えれるような予算計画が大切です。
また、マイホーム購入後は、こんな金額も必要になってきますので注意が必要です。
入居後はこんなお金も必要!
・固定資産税(月1万円~程度)
【家づくりの予算計画その3】全体の予算を計算する
頭金と借入可能金額が算出できましたので、全体の予算を計算しましょう。これは単純に足し合わせるだけでOKです。
住宅購入に使える全体の予算
これで自分たちの支払い可能な金額が算出できました。後は、この合計予算の範囲内で収まる家づくり、ハウスメーカー選びをしていきましょう。
なお、ローン審査の結果や金利の種類によっては、もっと借入額を増やすことも可能です。各銀行で審査を受けたりして比較してみましょう。
頭金が少ないと、当然住宅ローンの借入額は大きくなってしまいます。住宅ローンは「年収の7~8倍まで借りれる」といった話もありますが、限度額いっぱいまで借りるのではなく、「いくらまでなら返せるか」を考えて総予算を決めていきましょう。
家づくりで予算オーバーしないために
次に予算オーバーしないために、やっておくべきことを解説していきます。
- 税金や諸費用も把握しておく ※見積もりは要確認!
- 適切なハウスメーカーを選ぶ
- 住宅ローンを組む銀行をよく比較する
税金や諸費用も把握しておく
家づくりは、建物本体代、土地代に加えて、不動産取得に伴う税金、住宅ローンを借りるための諸費用も必要になってきます。
税金や諸費用だけでも数十万~数百万必要になってきますので、どんなお金がいくらかかるのか、必ず把握しておきましょう。
- 印紙税
- 登録免許税
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 都市計画税
- 融資手数料
- 司法書士報酬
- 住宅ローン保証料
- 団体信用生命保険料
- 火災保険料
- 土地・建物つなぎ利息
- 各種申請手数料
気になる方は下記記事を見てみて下さい。
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マイホーム購入に必要な費用まとめ!税金や手数料で100万超えます。
続きを見る
また、ハウスメーカーや工務店の見積もりに記載されていない項目や、きちんと予算取りされていない項目があった場合、後から「こんなお金が必要だったの!?」と予算計画が狂う場合もありますので業者の見積もりには注意して下さい。
特に、地盤調査といった工事費については、調査後に正確な金額も分かるため事前の予算取りが大切です。
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ハウスメーカーや工務店の見積もりの罠!注意点と絶対に確認しておく項目まとめ
続きを見る
適切なハウスメーカーを選ぶ
予算がオーバーしないために、自分たちの予算に合った適切な価格帯のハウスメーカーを選ぶこともポイントです。
「どうしてもこのハウスメーカーで建てたい!」という理想があっても、借入可能額の限界までローンを組んで無理やりマイホームを建てるのも危険です。
メーカーによって見積りはかなり高額になる場合もあります。その分品質や体制もしっかりしているかもしれませんが、お金が払えなくなってしまっては元も子もありません。
余裕のある返済計画が組める、自分たちに合った価格帯のハウスメーカーを選びましょう。もしくは、初めに予算を伝えておいて、その金額でどのくらいの規模の家を建てれるか相談してみましょう。
また、必ず複数の業者を比較して、見積金額が適正であるかを必ず判断するようにして下さい。

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住宅ローンを組む銀行をよく比較する
家づくりは、住宅ローンを組むための銀行選びも非常に重要です。
銀行やローンの種類によって金利はもちろん、保障の内容や手数料の有無なども違ってきます。なるべく3社以上は比較・検討しておきたいですね。
金利が0.1%変わっただけでも、トータルの返済額としては数十万円は変わってきます。なるべく条件のいい銀行で借入したいですよね。
保障内容はしっかり見ておこう!
まずは仮審査で自分の借り入れ可能な金額や条件を確認しておきましょう。


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【まとめ】家づくりの予算の決め方と注意点
ここまで家づくりの予算の決め方と注意点について解説してきました。ここでまとめをしておきましょう。
住宅購入予算のベースとなるお金は主に3つあります。
住宅購入のベースになるお金
②自己資金:銀行預金などのお金
③援助金:両親や祖父母から贈与されたお金
(※最大3,000万円まで非課税で受け取ることができる)
これらを合計した金額が全体の住宅購入の予算となります。
①の借り入れ額は、「借りることができる金額」ではなく「返すことのできる金額」で計算していきましょう。目安としては年収負担率が20~25%以下です。
- 税金や諸費用も把握しておく
- 適切なハウスメーカーを選ぶ
- 住宅ローンを組む銀行をよく比較する
必ず複数の業者、銀行を比較していきましょう。業者からもらった見積もりは要注意です。
各業者や銀行を比較する際は、下記のような一括見積サービスを使うと効率的です。もちろん無料なので手軽に見積依頼をすることができますよ。
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